ベゼルレススマホの歴史 ~2018年

 今のトレンドはベゼルレス

いまや世界中の企業が、スマホに限らず様々なベゼルレスデザインのデバイスをこぞって製造しています。

私が以前こちらの記事で紹介したPC用ディスプレイも非常に縁が狭くスタイリッシュでした。

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 私が愛用しているスマホ Galaxy S9 もベゼルレススマホの筆頭です。

ベゼルレススマホの歴史を簡単にまとめる

今主流になりつつあるベゼルレススマホ。私なりにその歴史をまとめてみました。

2014年 あまり売れなかったベゼルレス。

早すぎたベゼルレス AQUOS CRYSTAL シリーズ

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AQUOS CRYSTAL (SHARPのホームページから)

www.sharp.co.jp

 

ベゼルレスの中でも、特に三辺狭額縁の礎を築いたとも言えるSHARPの AQUOS PHONE。

SHARPはこれまで様々な三辺狭額縁スマホを発売してきていますが、その中でもひときわベゼルが狭いこのCRYSTALシリーズは、正直2014年に作られたとは思えないほどベゼルが狭く、斬新でスタイリッシュなデザインです。

しかし時期尚早だったのか、またベゼルレスを追求するあまりスペックが微妙だったことも相まって全然売れませんでした。

(個人的な意見としては側面と裏面のデザインがちょっとダサい笑。それもあるのかな?)

こいつも忘れちゃいけない。元祖edgeディスプレイ Galaxy Note edge

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こちらもHPから

Galaxy Note edge | SM-N915FZKEXFV | Samsung Africa

(いい写真がアフリカのやつにあったのでそのまんま持ってきた笑)

2014年と聞いて忘れちゃいけないスマホがもう一台。Galaxy初の曲面ディスプレイ”edge”搭載スマホ。このスマホは右側面についた巨大なエッジディスプレイを、様々なツールが使えるサブディスプレイにしちゃおうという面白い発想のスマホ。こんな特徴的なスマホは後にも先にもこの1機種だけです。逆に言えばこのスマホも独特すぎてあまり売れなかったんですよね。

この機種自体はベゼルレスデザインではありませんが、この後今に至るまで、SAMSUNGは自社のフラッグシップモデルにこのedgeディスプレイを応用して、ベゼルレスデザインにうまく活かしつつ搭載しています。

世界初曲面ディスプレイスマホはおそらくLG G Flex だけど指向性が違うのでここでは紹介しません。

2015年 サイドベゼルレスなスマホが流行り始める。

2015年になると少しずつスマホ業界でサイドベゼルレスが流行り始めます。

やっぱりあそこまでの三辺狭額縁はまだ早かったのでしょうか?

これ無しでベゼルレススマホは語れない Galaxy S6 edge

 

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今見てみると逆にベゼル太いくらいかもしれないですね笑

 画面の両サイドにエッジを効かせるというスタイリッシュさ。まさに今に続くGalaxyシリーズの基盤となっていると言えるでしょう。

 横狭額縁の王者 Nubia Zシリーズ

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Nubia Z9

ZTEいろいろありましたが)の子会社Nubia(今は完全独立したらしいです)のフラッグシップZシリーズ。このシリーズもベゼルレスが強烈です。中華スマホだとプロモーション画像のベゼルが実機とかけ離れていたり、左右のベゼルを黒に、上下のベゼルを他の色にして、一見ベゼルレスに見えるけど縁が結構あるスマホとかをよく見かけますが、Nubiaのはホンモノです。縁がわからないくらい細いです。

2016年 やっと時代が追いついた?三辺狭額縁が流行る。

2016年になると少しずつ左右ベゼルレスが世間に浸透してきました。

そんな中再び三辺狭額縁が帰ってきます。

"中国のアップル"がつくるベゼルレス。xiaomi mi mix 

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mi mix これまたHPより

Mi Global Home

6.4インチという大画面を従来の5.7インチくらいのスマホサイズに収めてしまいました。

画面占有率公称91.3%を誇るこのスマホ、2016年に入り三辺ベゼルレスの人気を再燃させました。

その証拠に mi mix 発表後、中国の中堅スマホメーカーはこぞって三辺ベゼルレススマホを発売。

(でもだいたいはNubiaのとこで書いたようにベゼル厚めでカックリ来るやつ笑)

これ以外にも各社狭額縁スマホを発表していますが、それはまた別記事にしたいと思います。

2017年 各社様々な発想や技術を駆使して独自のベゼルレススマホが多く生まれる

ついに来た!Unboxing your Phone Galaxy S8

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Galaxy S8

www.galaxymobile.jp

2017年のSAMSUNGのフラッグシップモデル Galaxy S8 には、従来のデュアルエッジデザインを発展させて、今まで伝統的に搭載してきたホームボタンをついに廃止し、左右のエッジのカーブを今まで以上にキツくし、さらに上下のベゼルまで細くした新デザイン Infinity Display が使われています。

本当にかっこいいです。

ノッチ(切り欠き)デザイン時代の幕開け。"Androidの父"が作る Essential Phone

 

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円形に近いノッチが特徴の Essential Phone PH-1

Buy Essential Phone | From $499. – Essential Products, Inc.

極限までディスプレイにしちゃいたいけど、インカメとかが邪魔で… そうだ、ディスプレイにできない部分だけ切り欠きにしちゃえばいい!という発想で生まれたノッチデザイン。最近ではノッチがカッコイイとか、ノッチがあるのがステータスみたいに思ってる人も多く、ノッチの目的もかわりつつあります。ただ、ノッチデザインだけどノッチ関係ないところのベゼル結構太くね?と感じるスマホも多いですよね苦笑。

2018年現在、iPhoneにもノッチデザインが採用されて以降、世界中で様々なノッチスマホが発売されて、ノッチ自体の種類も豊富になってきました。その先駆けとなったのが、世界で初めて発売された画面に切り欠きがあるスマホ Essential Phone 。いろいろ(笑)あって、今のところは次世代機は出ないらしいです。折角の素晴らしいスマホなので、2世代目の発売に期待です。

 

どれもこれも革新的でスタイリッシュ

本当にどれも素晴らしいスマホですよね。

今回はベゼルレススマホの歴史ということで、あえて一つ一つのスマホについて深くは書きませんでした。

次回以降の記事で2019年現在のベゼルレス界隈がどうなっているか、そのデザインタイプごとに分けて解説していこうと思います。また、ベゼルレスデザインがもたらす恩恵についても記述しようかと思います。

 現在のベゼルレス界隈についてはコチラ↓

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閲覧いただきありがとうございました。